2012年2月12日日曜日

岡南飛行場のエクストラ300L



岡南飛行場にはエクストラ300Lがあります。
所有者は、WP Competition Aerobatic Teamの内海さん

私がアクロをやりたいと思い立った大学2年の夏、「アクロバット飛行 始め方」などとググッていて最初に見つけたのが、内海さんのホームページでした。その当時はアメリカで飛ばれていた時であり、そのページには訓練の様子が面白おかしく記述してありました。その後、高木さんのホームページも発見し、アクロバット飛行競技の実態?を知りました。免許をとって、アクロスクールへ行けば始められるということを、この時知りました。

始め方がわかったとはいえ、当時は金がありません。正確に言えば、パイロットとしての金銭感覚(何日も働いて稼いだ金を一瞬で消費すること)を知りませんでした。当然、大金を叩いて楽しみのために海外へ行くなど、金持ち、ブルジョアのやることだと思っていました。しかしアクロは出来ないとしても、とりあえず飛びたい、そう思って近くのグライダークラブを探し、富士川滑空場へたどり着きました。


富士川で訓練を始め、毎週1万以上消費する金銭感覚にも慣れ、単独飛行も近づいたころ、内海さんが富士川に来られました。「アメリカでピッツに乗っていて・・・」「あ、あのホームページの人ですよね」・・・すぐにわかりました。狭い世界です。毎週のように飛行場で顔を合わせ、スーパーカブ(当時は曳航パイロットをされていた)に乗せてもらったり、地上でお話を聞いたりしながら、飛行機の魅力や外の世界の広さを知ることとなりました。


その後いろいろあって、私はグライダーアクロの競技者になり、内海さんはAWAC日本代表になりエクストラを導入されました。そして今、たま〜に岡南におじゃましては、エクストラに乗せていただいています


前席からの眺めです。キャノピーが広くてとても気分がいいです。昨年ピッツで訓練する前は、なんて前が見えない飛行機なんだ!と驚き呆れたものですが(だって着陸進入のとき滑走路が全く見えないんですよ!)、今では全く気にならなくなりました。何かが間違っている気がします。


フライトが終われば、ホワイトボードに情報を書きだして検討会です。最低高度をわることなく、かつ見栄えの良い課目の配置法を考えます。それぞれのフライトから、出来る限りの情報をしぼりとり、学びます。日本のような飛びにくい環境で、このような勉強の機会を与えて頂けたことに、感謝してもしきれません。

2 件のコメント:

  1. グライダーアクロ面白そうですね。
    自分も大学在学中航空部がなく、陸単の訓練費の高さに尻込みしてしまい
    比較的安いグライダーから始めたくちです。
    (グライダー暦10ヶ月、ソロに出た程度ですが・・・)
    いずれは曲技飛行も体験してみたいです。

    3月3日は妻沼に見に行きますのでよろしくお願いします。
    天候に恵まれると良いですね。

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  2. コメントありがとうございます!
    曲技への敷居は意外と低いですので(特に陸単は)、是非一度体験してみて下さい。
    妻沼ではよろしくお願いします。

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